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2019年月額最低賃金、前年比で上昇幅減少

(モザンビーク)

マプト発

2019年06月14日

モザンビーク労働雇用社会保険省(MITESS)によると(注)、2019年の月額最低賃金は平均前年比7.2%増の6,879.34メティカル(約1万1,695円、1メティカル=約1.7円)となった(表参照)。2018年の月額最低賃金は平均が前年比11.0%増だったが(2018年5月28日記事参照)、2019年は小幅な上昇にとどまった。モザンビークでは、毎年4月に月額最低賃金が改定され、企業はこれをベースに賃上げ率を決めることが多い。

表 モザンビークの月額最低賃金

政府、民間企業、労働組合の間で2019年3月から、月額最低賃金についての協議が行われた。今回の公表に先立ち、ビトリア・ディアス・ディオゴ労働雇用社会保険相は、最低賃金の設定は「雇用の維持、新規雇用の創出および雇用主の保護を目的としている」ことを強調した。モザンビーク労働組合(OTM)のアルマンド・ムンガンベ事務総長は「望ましい最低賃金は1万4,000メティカルだ」と述べた一方で、OTMが望む水準では一部の企業が倒産に追い込まれるリスクを考慮したことも明かした。

3、4月に同国を襲ったサイクロンの影響で経済成長は鈍化へ

モザンビーク中央銀行によると、2018年末時点のインフレ率は前年比2.1ポイント減の3.5%だったが、2019年内に6%近くまで上昇する見込みだ。3、4月に同国を直撃したサイクロンの影響で、被災地域のインフラ再建のための輸入増加と供給不足が主な要因とみられる。さらに中央銀行は、同国の2018年のGDP成長率は3.3%で、2017年(3.7%)より0.4ポイント低下したと発表した。また、IMFは5月16日に、2019年の経済成長率をサイクロン被災前に予測していた3.8%から、1.8~2.8%に落ち込むと発表した。

(注)5月7日付、5月20日付の官報で公表された。

(松永篤)

(モザンビーク)

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