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初の日系物流倉庫、バリア・ブンタウ省に開業

(ベトナム)

ホーチミン発

2019年06月19日

ベトナム南部ホーチミン近郊の沿岸部のバリア・ブンタウ省に6月、初の日系物流倉庫「ビナジャパン・シロガネ・ロジスティクスセンター」が開業した。同倉庫は、フーミー3特別工業団地(以下、フーミー3)内に立地し、白金運輸(岩手県奥州市)が51%、同工業団地の運営会社(地場企業)が49%出資する合弁企業のビナジャパン・シロガネ・ロジスティクスが運営する。原材料および部品などの保管やフォワーディング(注1)などの物流業務から通関業務まで、一貫したサービスを行う。同センターの敷地面積は2万2,000平方メートル。倉庫(6,300平方メートル)、コンテナヤード、ドックレベラー8機、日本製フォークリフトのほか、24時間監視カメラと警備員によるセキュリティー体制が整い、消防設備なども備えている。

白金運輸の海鋒徹哉(かいほこてつや)代表取締役社長は、ベトナム進出の経緯について、「日本ではハウスB/L(船荷証券)を発行するピッチャー側だが、キャッチャー側になりたいという思いがあり、海外進出を検討してきた。経済発展の続く東南アジアで『太平洋側の玄関』となるこの場所を選んだ。また、大変親日である点も大きい。フーミー3の運営会社とは、国際協力機構(JICA)調査(注2)を通じて知り合い、合弁相手となった」という。

ビナジャパン・シロガネ・ロジスティクスの伊藤達也社長は、今後の見通しについて、「ベトナムには、物流倉庫に対するニーズが高く、多様化しており、これらに応えていきたい。また、工業団地入居企業の利便性向上のため、一定のスペースを確保する予定だ。当社は地場系との差別化を図り、日本品質の安心・安全なサービスを提供する。価格は今後、地場企業との差を見極める必要があるだろう」と語った。

入居するフーミー3は、日本、ベトナム両政府の合意に基づき、2014年に「特別工業団地」の認可を受けており、2077年までの長期リースが可能だ。国際水準のインフラが整い、大型コンテナ船の寄港するカイメップ・チーバイ港まで約2キロという立地にあり、入居日系企業は同社を含め9社となる。

写真 上空からのセンター全体の様子(ビナジャパン・シロガネ・ロジスティクス提供)

上空からのセンター全体の様子(ビナジャパン・シロガネ・ロジスティクス提供)

写真 物流倉庫の正面(ビナジャパン・シロガネ・ロジスティクス提供)

物流倉庫の正面(ビナジャパン・シロガネ・ロジスティクス提供)

(注1)顧客から貨物を預かり、他の業者の運送手段(船舶や航空機など)を利用し、最適な国際輸送を手配して運送を引き受ける業務。

(注2)2015年、JICAの支援事業に白金運輸の「カイメップ港の機能向上に向けた物流サービス提供のための案件化調査」が選ばれ、調査を実施。

(小林亜紀)

(ベトナム)

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