トランプ米大統領、2020年大統領選への立候補を正式表明

(米国)

米州課

2019年06月19日

トランプ大統領は6月18日、フロリダ州オーランドで集会を開き、2020年大統領選挙での再選に向けて立候補することを表明した。

トランプ氏はこれまでの成果として、減税や600万人の新規雇用創出、過去51年で最低水準の失業率などを強調した。通商分野では、韓国との間で「偉大なディール」を結び、メキシコとカナダの間で合意した米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA、新NAFTA)により、「自動車や農業分野で少なくとも7万5,000人の新規雇用を創出する」と述べた。また、追加関税により、「米国の製鉄所は活気を取り戻している」と指摘した。対中関係では、18日に習近平国家主席と電話で協議したことを明らかにした上で、「良いディールができるかもしれないし、できないかもしれないが、それでも構わない」と述べた。

トランプ氏は「われわれは米国を再び偉大にした(We have made America great again)」と述べ、新たな選挙スローガンは「米国を偉大なままにする(Keep America great)」とし、「米国大統領の2期目の選挙戦を正式に開始する」と宣言し、「皆さんを決して失望させないと約束する」と述べた。

(中溝丘)

(米国)

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