ライフサイエンス分野のスタートアップ45社が出展、「MIXiii-BIOMED 2019」

(イスラエル)

テルアビブ発

2019年05月24日

5月14~16日にテルアビブで開催された、ライフサイエンス分野ではイスラエル最大の規模となる「MIXiii-BIOMED 2019」(カンファレンスと展示会)。18回目の開催となるバイオメッドでは、イノベーションオーソリティーが支援する「スタートアップパビリオン」に延べ45社が参加した。

展示スペースには、上記スタートアップを含む企業関係者のほか、技術移転機関、病院、大学、VC、CRO(開発業務受託機関)が出展し、日本企業ではオリンパスがスポンサーとして名を連ねていた。全体の出展者およびスポンサーのリストはイベントのウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

「MIXiii-BIOMED 2019」には、欧州や米国、中国、日本など、イスラエル国外からの参加者の姿もあり、カンファレンスおよび展示会場はにぎわいを見せていた。

取材した15日のカンファレンスでは、ウエアラブル機器を用いたソリューションを提供するオーカム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(OrCam)とアイコントロール外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(EyeControl)がプレゼンを行った。その概要を紹介する。

  • オーカム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます:視覚障害者や読書に困難を感じる人のためのツールで、人工知能(AI)技術を活用しカメラに映る文字や音声で読み上げたり、顔や製品の画像認識を行いユーザーに通知する。モービルアイの画像認識技術を応用している。
  • アイコントロール外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます:筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者用のツールで、眼の動きによって言葉を選択し音声を発するコミュニケーション方法を提供する。この機器はイスラエル国内では患者に対して自己負担なしで提供されている。

スタートアップ参加企業は添付資料参照を参照のこと。

写真 参加者でにぎわうスタートアップパビリオン(ジェトロ撮影)

参加者でにぎわうスタートアップパビリオン(ジェトロ撮影)

(余田知弘)

(イスラエル)

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