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ペルー生産省、2019年前期のカタクチイワシ漁獲枠を削減

(ペルー)

リマ発

2019年05月16日

ペルー生産省は、5月4日付で解禁された2019年前期(注)のペルー産カタクチイワシ(アンチョベータ)の沿海北・中央部の漁について、前年同期比36.3%減の210万トンの漁獲枠を設けた(生産省決議No.162-2019)。ペルー海洋研究所(IMARPE)によると、2019年のエルニーニョ現象は軽度だったが、4月まで長引いたため、例年以上に幼魚の数が多く、産卵期が遅れたのではないかと分析している。そのため、IMARPEの研究結果を基に漁獲枠を定めている生産省は、資源保護の観点から漁獲枠を減らさざるを得なかった。全国漁業組合(SNP)のカジェターナ・アルホビン会長は、漁獲枠の増加を期待したものの、IMARPEの報告に従うとの見解を示した。後期の見通しはまだ立っていないが、通常後期は前期より枠が減るため、2019年は前年に比べて全体的に減少するだろうとの見解を述べた。

カタクチイワシはペルー伝統輸出産品の1つ

生産省によると、2018年のペルー全体の海洋漁業は39.7%の成長を記録した。特に、カタクチイワシの漁獲量は605万トン(1~12月)にも上り、例年にない豊漁だった。これらのほとんどが魚粉などの間接消費食物として輸出向け製造されており、コーヒーと並んで伝統輸出産品の1つとなっている。主な漁獲地域は、2018年後期ベース(2018年11月15日~2019年4月4日)で、ラ・リベルタ県(42.2%)、アンカッシュ県(21.1%)、リマ県(20.3%)沿海で、水揚げは、チンボテ港(23.7%)、マラブリーゴ港(20.2%)、コイシュコ港(10.6%)、パラカス港(8.7%)を中心とした全12の港からされている。

表 カタクチイワシ(アンチョベータ)漁獲枠と漁獲量(2011~2017年)

(注)漁獲期限は漁獲枠満了またはペルー海洋研究所(IMARPE)が漁獲停止の進言をした場合とする。

(設楽隆裕)

(ペルー)

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