2018年の新車販売台数、前年比17.4%増で市場は順調に回復

(ギリシャ)

ミラノ発

2019年05月16日

ギリシャの2018年の乗用車の新車販売台数は、10万3,322台となった(1月下旬発表)。前年比17.4%増で堅調な回復傾向を見せた。最も販売台数の多かった自動車ブランドはトヨタで1万1,755台(17.3%増)だった。次いで、フォルクスワーゲン(VW、9,021台、32.1%増)、プジョー(8,234台、27.6%増)、日産(7,893台、9.8%増)と続いた。台数規模ではまだ小さいが、現代、起亜の2ブランドの増加率が高く、韓国系メーカーの躍進が目を引く。

表1 ブランド別乗用車新規登録台数と前年比増加率

現地自動車専門誌「アウトトリティ(AUTOTORITI)」によると、車種別では、トヨタの「ヤリス」(日本名:「ヴィッツ」)が前年に引き続き首位を維持した。日産の「マイクラ」は6位(前年5位)、「キャシュカイ」(日本名:「デュアリス」)は9位(前年6位)へと順位を落とした。

表2 2018年のモデル別登録台数トップ10

(井上友里、山内正史)

(ギリシャ)

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