JERAと豊田通商、オンタリオ州のガス火力IPP事業を売却
(カナダ、日本)
米州課
2019年05月09日
東京電力フュエル&パワーと中部電力が共同出資するJERAと豊田通商は5月7日、両社が50%ずつ出資しているカナダ・オンタリオ州のゴアウェイ火力独立系発電者(IPP)事業をカナダ発電大手キャピタルパワー(本社:アルバータ州エドモントン)に売却する契約を締結したと発表した。キャピタルパワーによると、売却額は3億8,700万カナダ・ドル(約317億3,400万円、1カナダ・ドル=約82円)で、売却手続きは6月ごろに完了する見込み。
ゴアウェイ火力IPP事業には、中部電力と豊田通商が2009年9月に共同で米国プロジェクト開発企業のサイス・グローバル・パワーから出資権益の50%を獲得し、2013年11月には残りの50%の出資権益を追加取得していた。発電容量87万5,000キロワットの電力をオンタリオ州内にある電力卸売市場に販売していたが、JERAと豊田通商は、事業ポートフォリオの見直しを行い、株式売却を決定した。両社は今後とも事業環境の変化に合わせた最適な資産構成、事業構成を実現し、収益の拡大を目指すとしている。
(中溝丘)
(カナダ、日本)
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