エルアル航空、テルアビブ~成田間の定期便開設を発表

(イスラエル)

テルアビブ発

2019年05月30日

イスラエルのエルアル航空は5月29日、2020年3月からのテルアビブ~東京(成田空港)間での定期便開設を発表した。週3便の運航となる予定だ。イスラエルと日本の2国間における直行定期便の就航は初めてとなる。

機材はボーイング787(ドリームライナー)で、5月29日時点ではフライトスケジュールやチケット販売開始時期は発表されていない。エルアル航空の公式ツイッターにヘブライ語で掲載された内容は4行のみで、公式ウェブサイトでの情報提供もまだ行われていない。

2018年の往来をみると、イスラエル国籍者の日本訪問数は前年比19.6%増の3万9,193人〔日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数の動向」〕、日本国籍者のイスラエル訪問数は12.3%増の2万100人(イスラエル中央統計局)だった。

2019年2月には、イスラエルのサンドール国際航空(エルアル航空の子会社)と、日本のワールド航空サービス(本社:東京都千代田区)によるチャーター契約についての発表があった。2019年9月にイスラエル発で2往復、計4便が運航する(2019年2月8日記事参照)。イスラエルでのチャーター便の販売状況が好調だったことも、直行定期便の就航を後押ししたものとみられる。

(余田知弘)

(イスラエル)

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