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EC大手エマッグ、AI導入で躍進へ

(ルーマニア)

ブカレスト発

2019年05月24日

ルーマニアの首都ブカレストで5月7日、「第4回デジタル・インターナショナル・フォーラム」が開催された。イベントでは、ルーマニア最大の電子商取引(EC)事業者「エマッグ(eMAG)」の最高経営責任者(CEO)ユリアン・スタンチュ氏が、事業のデジタル化や人工知能(AI)の活用に関する同社の戦略を紹介した。

同社は2001年に設立され、現在は南アフリカ共和国のインターネットサービス・娯楽大手ナスパース(Naspers)の傘下にある。本拠地ルーマニアのほか、ブルガリア、ハンガリー、ポーランドにも事業を拡大しており、2018年末には10億ドル以上の企業評価額を得るなど、近年目覚しい成長を遂げている。エマッグはここ7年間にわたり、デジタル化などの技術革新に向けて約1億5,000万ユーロを投資するなど、今も成長を続ける企業と言える。

同社はEC事業拡大の取り組みの1つとして、販売業者にオンライン販売プラットフォーム「エマッグマーケットプレイス(eMAG Marketplace)」を提供している。2018年時点でこのプラットフォームを利用する販売店は2万1,000店舗以上あり、2019年には3万6,000店舗まで増加する見込みだ。また、国内外から約100万人が毎日アクセスする中で、ルーマニア製品の国外販売促進にも一役買っている。

エマッグは生産性や顧客サービス向上のため、AI技術導入への関心を高めている。250テラバイトを超える大きなデータ処理を行っており、検索エンジンにかかる負荷が大きい。そこで、AIを活用した検索エンジンの改良を行うことで、ユーザーの購入履歴に基づいた商品推薦システムや効果的な商品マッチングを可能にし、検索エンジンにかかる負担を軽減する試みを行っている。

ルーマニアのEC市場は前年比35%以上(2017年実績)のスピードで急成長しており、同社の今後のさらなる躍進が期待される。

写真 エマッグのユリアン・スタンチュ氏の講演(ジェトロ撮影)

エマッグのユリアン・スタンチュ氏の講演(ジェトロ撮影)

(ミンドル・ユニアナ)

(ルーマニア)

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