ミニストップも大連進出、ローソンは瀋陽にも出店へ

(中国)

大連発

2019年05月20日

コンビニエンスストアのミニストップ(本社:千葉市)は5月8日、大連三寰集団商業管理(本社:大連市)とエリアフランチャイズ契約を締結したと発表した。締結日は4月15日。

パートナー企業は、遼寧省でインフラ、不動産、小売り、サービスなどの事業を展開している三寰集団で、小売事業を担っている。ミニストップは人材派遣を含めた経営サポートを行い、遼寧省において両社のダブルブランドで店舗を展開するとした。

ミニストップは2009年から中国でコンビニ事業を展開しており、2019年4月現在、81店舗を展開する。一方で、三寰集団は2015年から「会有便利(Anywide)」ブランドで大連市を中心に、中国国内で138店舗のコンビニを展開している。

東北3省への日系コンビニの進出相次ぐ

中国に進出している日系コンビニブランドは、ミニストップのほか、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートがある。これまで東北3省には、ローソンのみが進出していた。ローソンは大連市に153店舗を展開しており、今後は瀋陽市にも出店を予定している。遼寧省政府外事弁公室の発表によると、同社の竹増貞信社長は4月30日、遼寧省の陳緑平副省長と瀋陽市内で会談し、6月をめどに同市に出店することを明らかにした。

大連市でチェーン展開しているコンビニには、「快客」「太陽系」「良友金伴」など中国系ブランドもある。うち、輸入品や現地進出日系企業の中国国内生産品を取り扱っているのは、ローソンと会有便利(Anywide)が主だ。

(呉冬梅、呉暁東)

(中国)

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