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日本の人気ドラマの中国版がクランクイン、中国の有料動画サイトも成長

(中国)

上海発

2019年05月15日

日本テレビが2016年に放送した人気ドラマ「家売るオンナ」が中国でリメークされ、4月27日にクランクインを発表した。従来のリメークドラマは、日本のストーリーのまま中国人俳優が演じるものが多かったが、今回は「かたつむりの家(蜗居)」などの脚本で有名な六六氏がストーリーを中国の現状に合わせて脚本を書き直し、北川景子さんの演じた役を中国の有名女優、孫儷氏が演じる予定だ。

日本のコンテンツ所有者の意識変化

これまで、日本のコンテンツ所有者が海外と版権の取引を行う際、最もこだわる点が原作に忠実であることだった。ただし、「男はつらいよ」「プロポーズ大作戦」など日本で好評だった作品が原作のままリメークされた結果、中国ではあまり評価されなかったケースも多い。ただ、今回の作品は2年以上の準備期間をかけ、クランクインに持ち込んだようだ。

この作品を企画・プロデュースした上海耀客傳媒(Youhug Media)は、中国で有名なプロデューサーの呂超氏が2012年に立ち上げ、2017年にアリババ傘下の雲鋒ファンドやテンセントなどから数億元(1元=約16円)の融資を受けた制作会社だ。他の制作会社に比べ、脚本や編集を重視する企業といわれる。

インターネットの有料動画サイトも急成長

中国では、テレビ以外でドラマを見られるインターネットの動画配信サイトが急拡大しており、有料視聴ユーザーも増加している。愛奇藝という動画配信サイトの有料ユーザー数は、2015年の500万人から2018年9月には8,070万人にまで増加。テンセントの動画配信サイトの会員数も8,200万人、アリババ傘下の動画配信サイト優酷(Youku)の1日当たりの有料ユーザー数も、4四半期連続で前年同期に比べ倍増している。中国のコンテンツビジネスは、従来のコンテンツが無料で広告収入頼みから、有料ユーザー数が増加したことにより、ビジネスモデルが大きく変化している。動画配信会社のコンテンツの購入金額も年々上昇傾向にある。日本のメディアも中国のコンテンツ市場の変化に注目し、フジテレビは2018年7月に「優酷」(Youku)と業務提携することを発表した。

(張潔菁)

(中国)

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