シンガポールとケニアの中銀、ナイロビでフィンテック・フェスティバル共催へ

(シンガポール、ケニア)

シンガポール発

2019年05月16日

シンガポール通貨金融庁(MAS、中央銀行に相当)とケニア中央銀行は7月15、16日、ケニアの首都ナイロビで、第1回アフロ・アジア・フィンテック・フェスティバルを共催する。テーマは「包括的でグリーン、持続可能なファイナンス」。国際会議や展示会などで構成され、アジアとアフリカ両市場の既存の金融システムを変え、市民と社会双方に貢献できる金融サービスやイノベーションを探求する内容となるとしている。

アフロ・アジア・フィンテック・フェスティバルは、MASがシンガポール銀行協会(ABS)と共同で2016年からシンガポールで毎年開催する世界最大規模のフィンテック専門の国際展示・会議「フィンテック・フェスティバル」をモデルにしている。シンガポールのフィンテック・フェスティバルは11月11~15日に開催される予定。

MASのラビ・メノン長官は5月7日付の報道発表で、フェスティバルの共同開催について、「ケニアとシンガポールを皮切りに、アフリカとアジア両地域の協力の下、イノベーションに取り組み、両地域の人々にとって金融サービスをよりアクセスしやすく、安価なものにしたい」と抱負を語った。第1回アフロ・アジア・フィンテック・フェスティバルについては現在、ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます上で出展や会議参加希望の登録を受け付けている。

(本田智津絵)

(シンガポール、ケニア)

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