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シェブロンがアナダルコを買収、シェール・大水深の海洋開発を強化

(米国)

ヒューストン発

2019年04月16日

米国石油大手シェブロンは4月12日、独立系石油ガス開発企業アナダルコとの間で、330億ドル(1株当たり65ドル)の株式および現金取引でアナダルコの発行済み株式の全てを取得する正式契約を締結したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。前日のシェブロンの終値と契約条件に基づいて、アナダルコの株主は同社の各株式に対して、シェブロンの0.3869株分および現金16.25ドルを受け取る。この取引により、アナダルコの企業価値は500億ドルになる。

シェブロンが今回の買収により期待しているアナダルコの事業との相乗効果は次のとおり。

  1. シェールおよびタイト・オイル(パーミアン盆地における生産の主導的地位の拡大)
  2. 大水深(メキシコ湾における大水深域の設備・施設・ネットワークの拡大)
  3. 液化天然ガス(LNG)(モザンビークのLNG開発の拡大)
  4. 営業・資本上の相乗効果(資本支出10億ドル削減および10億ドルの操業コスト削減)

また、シェブロンはブレント石油価格が60ドルで推移した場合、買収手続き完了後、フリーキャッシュフローと1株当たり利益(EPS)が1年以内に増加すると予想しており、自社株買い規模を年間40億ドルから50億ドルに引き上げる予定のほか、2020年から2022年の間に150億~200億ドル相当の資産を売却する予定と公表している。

今回の買収については、シェブロンのプレスリリース後に、米国の石油・ガスおよび化学関係の企業オキシデンタルが、シェブロン提示の1株当たり65ドルに対し、70ドルをアナダルコに提示していたとの報道もある。

なお、シェブロンが相乗効果の第1に挙げるパーミアン盆地は、テキサス州西部とニューメキシコ州の東南部にまたがる地域に位置し、盆地の開発については、3月にエクソンモービルが2024年までに1日当たり100万バレル(石油換算)の増産計画を、シェブロンが2023年までに1日当たり90万バレル(石油換算)の増産を公表している。

(中川直人)

(米国)

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