カンタス航空、2019年12月から札幌~シドニー間の季節運航を発表

(オーストラリア)

シドニー発

2019年04月24日

カンタス航空は4月18日、2019年12月16日から2020年3月28日まで、シドニー~札幌間で、週3便の季節運航を新たに行うと発表した。同区間の直行便就航は同社が初めて。

カンタス航空の国際部門CEO(最高経営責任者)のナレン・クマール氏はメディアリリースの中で、「オーストラリアと日本間の旅行はブームで、新規就航により、北海道で人気のスキーリゾートへのアクセスが容易になる」とした。また、「日本はこの2年間で大型の国際的スポーツ大会を開催するため、日本の人気が継続することを期待する」とも述べた。

オーストラリアから北海道への観光は冬がピーク

日本政府観光局(JNTO)によると、オーストラリアからの訪日客は2018年に前年比11.6%増の55万2,400人で過去最高を記録した。北海道庁によると、2017年度の北海道への訪日外国人宿泊客の延べ人数を国・地域別にみると、台湾(180万人)、中国(176万人)、韓国(121万人)などに次いで、オーストラリアは8番目の23万5,516人だった。同年度のオーストラリアからの宿泊客の延べ人数を月別にみると、1月が9万9,182人と最も多く、2月、3月、12月と続いた。12月~翌年3月は各月1万人を超え、それ以外の月はいずれも1万人を下回った。

このほか、日本とオーストラリア間の直行便の新たな動きとしては、全日空が2019年9月1日から新規に成田~パース線を毎日運航することを決定している。

(中里浩之)

(オーストラリア)

ビジネス短信 6f5a3951926bdabc