メルコスール・韓国FTA第2回交渉、2020年の合意目指す

(アルゼンチン、メルコスール、韓国、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ)

ブエノスアイレス発

2019年04月15日

アルゼンチン外務・宗務省は4月6日、第2回メルコスール・韓国自由貿易協定(FTA)交渉が4月1日から6日にかけて韓国の首都ソウルで実施されたと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。2020年までに合意を目指すとされる。

発表によると、メルコスールと韓国の代表団は、今回の交渉で物品の貿易、サービス貿易、政府調達、衛生および植物検疫措置、貿易の技術的障壁(TBT)、知的財産権、サービス・電子商取引、投資、持続可能な開発、制度の問題解決、紛争解決などの分野で協議が行われたとしている。

両者は2018年5月に正式に交渉開始し、同年9月にウルグアイの首都モンテビデオで第1回交渉を行った。次回は7月8~12日にモンテビデオで開催が予定されている。

アルゼンチンの関心事項は、農産品をはじめとした輸出促進にあり、FTAを通じて韓国をアジア太平洋地域向け輸出のゲートウエーにしたい意向がある。FTAの締結を通じたメルコスール向けの投資が高まることも期待している。

(紀井寿雄)

(アルゼンチン、メルコスール、韓国、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ)

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