大都市圏の人口増加、南部・西部地域が上位に

(米国)

ニューヨーク発

2019年04月26日

米国商務省センサス局は4月18日、2018年の大都市圏別の人口推計を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(注1)。人口が多い大都市圏は、ニューヨーク・ニューアーク・ジャージーシティが1,997万9,477人と最も多く、次いでロサンゼルス・ロングビーチ・アナハイム(1,329万1,486人)、シカゴ・ネイパービル・エルジン(949万8,716人)となった。

上位4位までの順位は2010年から変わっていないが、5位以下については、フィラデルフィア・カムデン・ウィルミントンが8位(2010年:5位)と2010年から順位を落とした一方で、ヒューストン・ザ・ウッドランズ・シュガーランドが5位(6位)、ワシントン・アーリントン・アレクサンドリアが6位(7位)、マイアミ・フォートローダーデール・ウェストパームビーチが7位(8位)と、それぞれ1つずつ順位を上げた(表1参照)。

表1 都市圏別の人口(2018年)

2010年(注2)から2018年にかけての増加幅が大きい大都市圏をみると、ダラス・フォートワース・アーリントンが111万3,489人と最も多く、次いでヒューストン・ザ・ウッドランズ・シュガーランド(107万6,897人)、フェニックス・メサ・スコッツデール(66万4,835人)となった(表2参照)。

ワシントン・アーリントン・アレクサンドリア(6位)を除く9都市圏が南部・西部地域となっており、この地域の人口成長ペースの堅調さがうかがえる。これらのうち、オースティン・ラウンドロック(9位)、オーランド・キシミー・サンフォード(10位)については、2018年の人口はそれぞれ30位、22位だが、増加率が高く、今後も伸びが注目される。

表1 都市圏別の人口(2018年)

(注1)2018年7月1日時点。

(注2)2010年4月1日時点。

(権田直)

(米国)

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