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アルゼンチン、メキシコと完成車輸入の無関税枠を3年延長

(アルゼンチン、メキシコ)

ブエノスアイレス発

2019年03月27日

アルゼンチン工業生産・労働省は3月19日、メキシコ政府との間でラテンアメリカ統合連合(ALADI)経済補完協定(ACE)55号の第5次追加議定書に代わる、新議定書への署名に至ったと発表した。署名式はアルゼンチンの首都ブエノスアイレスにおいて、ホルヘ・フォリー外務・宗務相とマベル・ゴメス・オリバー駐アルゼンチン・メキシコ大使との間で執り行われた。第5次追加議定書の発効期間は、2015年3月19日~2019年3月18日となっていた。

発表された改定の主な内容としては、まず、同月18日に期限を迎えた第5次追加議定書で設定された、完成車の無関税枠(金額ベース)が3年間延長されたことが挙げられる。工業生産・労働省のプレスリリースによると、枠の上限額は双方向で2019年が7億100万ドル(前年比10%増)、2020年が7億3,700万ドル(5%増)、2021年が7億7,400万ドル(5%増)と設定された。新議定書の内容は、2019年2月に行われたダンテ・シカ工業生産・労働相と、メキシコのグラシエラ・マルケス・コリン経済相の会合の内容がベースになっている。

今回の改定に先立って、アルゼンチン自動車製造業者協会(ADEFA)やアルゼンチン自動車部品工業会(AFAC)といった関連業界団体は、第5次追加議定書の失効に伴う3月19日からの無関税枠の撤廃に、反対の姿勢を示していた。今回の合意によって、アルゼンチン政府は3年間の猶予をメキシコ政府から獲得したことになった。

今回の決定に際して、ADEFAのルイス・フェルナンド・ペラエス・ガンボア会頭は、アルゼンチンの自動車産業の競争力維持・強化のためには不可欠の決定だったとして、評価した。一方、AFACのフアン・カンタネラ事務局長は、同じACE55号でメキシコとブラジルの間では無関税枠の撤廃で合意したことを挙げ、主要輸出市場であるブラジルにおけるメキシコ生産車との競争激化への懸念を表明している。

アルゼンチン政府は、メキシコ産完成車のアルゼンチン市場へのアクセス拡大の事実を認める一方、マリサ・ビルチェル工業生産・労働副大臣は2019年内にメキシコとのACE6号改定を目指し、農産品を軸にしたメキシコ市場へのアクセス拡大に向けた期待を示した。

(紀井寿雄)

(アルゼンチン、メキシコ)

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