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南米統合のための新枠組み「PROSUR」が発足

(チリ)

サンティアゴ発

2019年03月26日

3月22日にチリの首都サンティアゴの大統領官邸において開催された南米統合首脳会合で、南米統合のための新たな枠組み「PROSUR」の設立が発表され、そのPROSURの第1回首脳会合が開催された。第1回会合にはチリ、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、エクアドル、パラグアイ、ペルー各国の大統領、ならびにボリビア、ウルグアイ、スリナム、ガイアナの代表者が出席した。会合後の最終宣言として以下の内容が発表され、チリ、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、エクアドル、パラグアイ、ペルー、ガイアナの8カ国が署名を行った。

  1. 南米諸国の成長、進歩、発展に貢献するより効果的な統合に向け、域内の協調、協力を行う枠組みを構築し、強固にする。
  2. 南米の対話と協力の枠組み、PROSUR創設の提案と、本宣言の事項に沿って対話を深めるよう外相に指示することを承認する。
  3. 本枠組みは明確な機能と、迅速に意思決定を行えるメカニズムを持った構造で、国家間と各国共通の関心事項をもって南米を進展させる。
  4. 各国がインフラ、エネルギー、健康、防衛、安全保障、犯罪、自然災害の対策と管理における問題に統合的、また柔軟に取り組むこと。
  5. 枠組みに参加するための要件は、民主主義、憲法保障が機能していること、権力分立の基本原理、人権そして自由権の促進、保護、尊重、保護、そして国際法に基づく国家主権、領土保全も同様に機能していること。
  6. チリが今後12カ月間、議長国を務め、次はパラグアイに引き継がれる。

チリのピニェラ大統領は「この会議では、イデオロギーのない自由、民主主義、人権の原則への強く明確なコミットメントを持たせたい」とコメントし、ベネズエラのマドゥロ政権への対立姿勢を明確化させた(注)。

(注)南米諸国の統合を推進する地域枠組みとしては、これまで南米諸国連合(UNASUR)があったが、実質的にこれを代替する枠組みと捉えられている。今回の宣言に署名した国は、ブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビア、ペルー、エクアドル、パラグアイ、ガイアナの8カ国。UNASURの加盟国で宣言に参加していない国は、ベネズエラ、ボリビア、ウルグアイ、スリナムの4カ国。

(中山泰弘、岡戸美澪)

(チリ)

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