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2018年の貿易収支、12億9,300万ドルの黒字

(チリ)

サンティアゴ発

2019年03月14日

チリ中央銀行が2月25日に発表した資料によると、2018年の貿易(通関ベース)は、輸出(FOB)が前年比9.0%増の754億8,200万ドル、輸入(CIF)が14.0%増の741億8,900万ドルで、貿易収支は12億9,300万ドルの黒字となっている。品目別にみると、輸出の53.1%を占める鉱産物は、銅が364億9,500万ドルと前年比4.7%増加した(表1参照)。銅の主な輸出先は、中国(構成比52.6%)、日本(10.7%)、米国(8.0%)で、前年に引き続き銅価格が高値で推移したため、中国向けは31.6%増となった。

表1 チリの主要品目別輸出(FOB)

農林水産物は、前年比13.1%増となった。果物が14.7%増と好調で、特にサクランボは中国の需要増を背景に前年比約2倍となった。

工業品は全体で13.3%増だった。主要品目のサーモン(加工したもの)は前年比13.7%増の47億2,800万ドルで、主な輸出先は米国(構成比36.5%)、日本(17.0%)、ブラジル(12.3%)だった。一方で、ボトルワイン、バルクワインほかは、それぞれ前年比0.7%減、1.8%減となった。

輸入は、中間財が前年比18.8%増で、特にエネルギー製品(29.6%増)、金属製品(22.5%増)の伸びが目立った(表2参照)。資本財は12.2%増。鉱業部門の活性化に伴い、鉱業・建設用機械が約5割増、トラックおよび商用車も18.7%増と高い伸びを記録した。消費財は8.0%増となり、新車販売が好調だった自動車が17.9%増と高い伸びを示した。医療品も15.0%増だった。

表2 チリの主要品目別輸入(CIF)

輸出額を主要地域別に見ると、アジア向けが54.5%を占めた。国別では、中国(構成比33.5%)、米国(13.7%)、日本(9.3%)の順となっている(表3参照)。中国向けは銅鉱石、銅カソード、針葉樹の化学木材パルプが増加し、米国向けは金属製品が好調だった。

表3 国別貿易額

輸入を国別でみると、中国(構成比23.6%)、米国(18.8%)、ブラジル(9.0%)の順。日本からは自動車および関連製品が好調だった。

(岡戸美澪)

(チリ)

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