上海市の生活ごみ分類化、さらに細かく徹底へ

(中国)

上海発

2019年03月06日

「上海市生活ごみ管理条例」(以下、条例)が1月31日の上海市第15回人民代表大会第2次会議(以下、会議)で公布された。7月1日から施行される。上海市政府はこれまで約20年間にわたり生活ごみ分類管理を推進してきたが、さらに細かく分類して徹底する姿勢を示した。

条例では、生活ごみを(1)リサイクルごみ、(2)有害ごみ、(3)生ごみ、(4)乾燥ごみ、の4つのカテゴリーに分けるとした(表参照)。生活ごみを分別せず、あるいは不正に放置した企業や家庭に対し、一定の反則金が科せられる。また、飲食店は割り箸やスプーンなど、旅館はアメニティーグッズを積極的に提供することが禁じられる。

表 生活ごみの4分類

先の会議では、上海市人民代表大会常務委員会の肖貴玉副主任が「2018年に上海市の1日の生活ごみ運送量は約2万6,000トン、年間の生活ごみの量は900万トンを超えた」と述べた。環境問題の改善や資源の節約は上海市にとって喫緊の課題となっている。

(張俊俊)

(中国)

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