EU航空当局、ボーイング737MAXの域内運航を一時停止

(EU)

ブリュッセル発

2019年03月13日

EUの航空行政を所管する専門機関の欧州航空安全機関(EASA)は3月12日、エチオピア航空が運航していたボーイング737MAX-8型機の墜落事故を受け、EU域内での同型機と同9型機の運航を一時停止すると発表した。

乗客の安全性を最優先に予防措置発動

EASAは3月12日に「耐空性改善命令」を発行、予防措置として、協定世界時(UTC、注)の同日午後7時から、欧州におけるボーイング737MAX-8型機と同9型機の全ての運航について一時停止を命じた。同時に、第三国の航空事業者によるEU域内での上記モデルの商業運航の一時停止も命令した。

EASAは3月11日に米国連邦航空局(FAA)やボーイングと連携し、この事故についての調査を進めていることを発表したが、乗客の安全性を最優先とする考えを打ち出している。

(注)世界の標準時刻基準の1つ。

(前田篤穂)

(EU)

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