モルドバ議会選、過半数を制する政党なく連立協議も難航か

(モルドバ)

欧州ロシアCIS課

2019年02月26日

モルドバで2月24日に実施された議会選挙では、親ロシア派野党の社会党と親欧州派与党の民主党が議席を争ったが、いずれの政党も過半数の議席獲得には及ばなかった。

今回の議会選(一院制、定数101)では、小選挙区と比例代表区の並立制が初めて導入された。中央選挙委員会が2月25日に発表した暫定結果によると、比例代表区の得票率は野党の社会党が約31%で首位となり、親欧州派の野党連合ACUMが約27%、与党の民主党は約24%と3位にとどまった。一方、小選挙区では社会党と民主党がともに17議席を獲得。政党別の獲得数(見込み)は、社会党33~34、民主党30~31、ACUM27、野党の保守派ショール党7などで、いずれの政党も過半数には至らなかった。民主党とショール党は連立協議への意向を示しているが、社会党とACUMはこれを拒否。民主党とショール党では過半数に満たず、一方の社会党とACUMには、方針の相違から連立を組む意思がないとされており、連立政権の組閣をめぐる混乱が続く恐れがある(タス通信2月25日)。

なお、投票率は前回の約56%を下回る49.2%で、国民の選挙への関心度低下も明らかになった。

(市谷恵子)

(モルドバ)

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