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2018年の自動車販売台数は30万台割れ、環境配慮型車両にシフト

(スイス)

ジュネーブ発

2019年02月07日

自動車業界団体オートスイス(Auto-Schweiz)の1月3日の発表によると、2018年のスイスの自動車販売台数は前年比4.6%減の29万9,716台だった(表1参照)。

表1 2018年メーカー・ブランド別自動車販売台数

同団体によると、30万台割れは7年ぶりで、新燃費基準(WTRL)の導入に伴う新車の出荷の遅れによるものが大きい。2019年には回復するとされているが、欧州全体でディーゼル車の不人気が広がり、スイスでもディーゼル車が前年比20%減となったことも大きいと考えられる(表2参照)。

表2 2018年カテゴリー別自動車販売台数

一方、ハイブリッド車や水素燃料自動車が前年と比べ大幅増となるなど、環境配慮型自動車の販売台数が大きく伸びた。スイスの自動車市場は半数が四輪駆動車で、市場シェアの高いフォルクスワーゲン(VW)、メルセデス・ベンツ、BMWが販売台数を減らす中、フォード、起亜、ジープといった四輪駆動車などスポーツ用多目的車(SUV)に強いメーカー・ブランドが販売台数を伸ばした。

1月11日のオートスイスの発表によると、スイスでも国民の環境配慮型自動車への関心が高まっており、同団体が調査研究機関と共同で実施した「モビリティーモニター2018」調査によると、72%の消費者が次回購買時に環境配慮型自動車を考えるとのことだった。同団体は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッドなどの低燃費車の市場シェアを2020年までに10%とするプロジェクト「10/20」に取り組んでおり(2018年時点でシェアは約7%)、今後、これらの環境配慮型の自動車のシェアが引き続き拡大すると見込まれる。

日系メーカーは、トヨタ(シェア3.2%)、スズキ(2.6%)、マツダ(2.1%)などが軒並みシェアを下げる中、三菱自動車(1.5%)だけが前年比約1.5倍の販売となった。これは、新型SUVおよびプラグインハイブリッドのモデルチェンジによるものと考えられる。

(和田恭)

(スイス)

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