税関のストライキは収束も、デマレージは輸入業者が負担

(スリランカ)

コロンボ発

2019年02月13日

サマラウィーラ財務・マスメディア相は1月30日、チャールス関税局長を突如解任し、新たに元海軍職員のシェマル・フェルナンド氏を任命した。電撃解任の背景には、2018年の関税収入が目標値を下回ったことなどがあるもようだが、スリランカ税関は今回の人事に抗議するかたちでストライキに入った。2月5日に、同相がチャールス関税局長の復職を命じたことで、ストライキは収束した。

ストライキは企業活動にも影響を及ぼした。コロンボ港内では生鮮食品を乗せた1,000を超えるコンテナが留置された結果、食品卸売業者は営業停止を余儀なくされ、食品価格の上昇が起きている。また、全輸入業者はストライキにより税関が機能停止した期間のデマレージ(超過保管料)負担を強いられている(注)。在スリランカ日系メーカーは「ストライキ期間のデマレージをわれわれが負担することは理不尽極まりない。コロンボ港のハブ機能を大々的に売りにしている国がこのような事をしていては、投資家の信用は得られない」と厳しいコメントを寄せた。

(注)デマレージとして40フィートコンテナで1日当たり36米ドル、20フィートコンテナで20米ドルが課せられる。

(井上元太、ウィラコーン・スバーシニ)

(スリランカ)

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