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2018年の対日輸入、自動車部品や電気機器が好調

(フランス)

パリ発

2019年02月26日

フランス税関当局の2月7日の発表によると、同国の2018年の貿易(通関ベース)は、輸出が前年比3.8%増の4,813億ユーロ、輸入は3.6%増の5,578億ユーロと、輸出入の双方向で増大した。国内の景気減速を背景に輸入の伸びが鈍化した(2017年は6.6%増)ことから、貿易赤字額は765億ユーロとなり、拡大幅は2016年から2017年の125億ユーロから、17億ユーロへ小幅にとどまった。

輸出は、主力の機械類(前年比6.3%増)、自動車・部品(5.6%増)のほか、香水・化粧品(6.0%増)、革製品・バッグ(11.2%増)といった高級ブランド品や船舶(67.7%増)で好調な伸びがみられた。他方、輸入は、最大赤字品目である鉱物性燃料が原油価格の上昇を受け17.6%増えた。同品目の赤字額は2017年を65億ユーロ上回る467億ユーロとなった。自動車・部品は、2018年は国内新車販売が217万台と好調だったことから7.7%増だった。

2018年の対日貿易は、輸出が前年比4.1%増の66億ユーロ、輸入が1.2%増の100億ユーロとなり、対日貿易赤字は34億ユーロと2017年から約2億ユーロ縮小した。日本からの輸入品は、(1)自動車、(2)機械(内燃機関、複写機、ポンプ、軸受、ボイラーなど)、(3)電気機器(点火プラグ、蓄電池、トランスフォーマー、映像機器など)、(4)医療機器(医療用機器、自動調整機器、物理分析機器、レンズなど)の上位4品目で全体の73.5%を占める。

2018年の対日輸入は、機械が2017年からほぼ横ばい(前年比0.9%増)になるなど伸び悩んだが、主力の自動車は自動車部品の輸入が牽引、2.9%増だった。電気機器も電気・電子部品を軸に8.8%増と好調だった。輸入品の比重としては依然小さいものの、日本食の輸入も堅調な伸びを示した。中でも、ここ数年増加を続ける日本酒の輸入は5.7%増の260万ユーロとなり、5年前の2013年に比べほぼ倍増した。他方、2017年は大幅増(38.1%増)となった「和牛」は、輸入金額が141万ユーロと前年から14%縮小したが、数量は18トン(2017年は20トン)と堅調だった。

2月に発効した日EU経済連携協定(EPA)では、工業製品や自動車・部品の関税撤廃措置が含まれる。日本の対フランス輸出は機械、自動車・部品、光学機器・精密機器などの分野が主力なだけに、今後こうした分野を軸に拡大が期待される。

(山崎あき)

(フランス)

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