メルコスールとEFTAの第7回FTA協議開かれる

(アルゼンチン、メルコスール、欧州自由貿易連合<EFTA>)

ブエノスアイレス発

2019年02月22日

メルコスール加盟国(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ)は2月11~15日に、欧州自由貿易連合(EFTA)加盟国(アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイス)との自由貿易協定(FTA)関する第7回の協議をアルゼンチン・ブエノスアイレスで開催した(表参照)。

表 メルコスールとEFTAのFTAに関する協議歴

アルゼンチン外務・宗務省の発表によると、商品市場へのアクセス、サービス貿易、投資、政府調達といった分野において、顕著な進展がみられた。なお、次回会合は5月6日の週にブエノスアイレスで催される予定。

他方、メルコスールとEUとのFTA協議は、2018年11月のG20会合までの合意を目指していたものの、EUが主張する自動車や自動車部品、EUの地理的表示(GI)保護、メルコスールが主張するエタノールや牛肉の無関税枠など、幾つかの論点が残っている。両者の間では、2019年上半期中の協議再開を目指している。

(紀井寿雄)

(アルゼンチン、メルコスール、欧州自由貿易連合<EFTA>)

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