繊維関連品の輸入に5~8%の追加関税

(トルコ)

イスタンブール発

2019年01月22日

トルコ政府は、トルコの繊維セクター保護を目的に、繊維関連品の輸入に対して5~8%の追加関税を1月16日に発表、即日実施した。

同日付の官報、大統領令651号で、第52類(綿および綿織物)、第54類(人造繊維の長繊維ならびに人造繊維の織物、ストリップその他これに類する人造繊維製品)、第55類(人造繊維の短繊維およびその織物)の品目が追加関税の対象となった(添付資料参照)。

イスタンブール繊維・原料輸出業者協会(ITHIB)のアフメット・オクスズ会長は、1月14日付のトルコ語日刊紙「ハベルトゥルク新聞」とのインタビューで、「パキスタン、インド、ウズベキスタン、トルクメニスタンなどから価格が安い繊維関連品が輸入されているが、国内の市場を守るためには追加関税が必要だ。トルコ国内の繊維生産は、国内需要を十分満たせるキャパシティーを持っている」と発言していた。

(エライ・バシュ)

(トルコ)

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