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デベロッパー大手、垂直農法含む複合住宅開発でパナソニックと提携

(ロシア)

欧州ロシアCIS課

2018年12月06日

モスクワの大手デベロッパーであるリデル・インベストは12月5日、パナソニック・ロシアと複合住宅施設でのイノベーション導入に向けた長期的協力に関する覚書を締結した。協力分野には、マンションの空きスペースなどを活用して野菜を栽培する垂直農法の展開などが含まれている。

リデル・インベストのプレスリリースによると、今回の覚書に含まれた協力分野は、a.都市の持続的発展、b.省エネ技術、c.保安システム、d.映像監視・分析、e.グリーンエネルギーの導入など。グリーンエネルギーに関しては、同社が現在、モスクワ南西のラメンキ地区に建設中の住居コンプレックス「クリリヤ」での垂直型野菜栽培の実施を検討する。同社のオレグ・ママエフ社長は、現在の(購買者が希望する)傾向として「建物の高い品質基準に加え、環境との調和が取れていること」と話し、パナソニックとの協業は「(同社の)環境配慮型の建設事業と持続的発展に新しい質的な刺激を与える」と期待を表明した。

パナソニック・ロシアの高城陽一副社長は今回の協力について、パナソニックは既に垂直型野菜栽培に関して中国、シンガポール、日本で実績があることや、ロシア版シリコンバレー「スコルコボ」に同栽培の研究室を設置し、ロシアでの生育環境への適応や野菜の品質基準をクリアしていること、モスクワ大学との協力を通じて栽培の各段階での科学的な管理体制が整っていること、などを説明。同じくパナソニック・ロシアのビジネス開発・統合ソリューション部長のゲルマン・ガブリロフ氏は、野菜栽培は建物(マンション)の地階や保守・設備区画の不用スペースを利用し、気温と照明の自動管理により、年間を通じ安定した野菜の収穫が期待できる、と述べている。

リデル・インベストの財務諸表(国際会計基準)によると、2017年の売上高は92億4,200万ルーブル(約157億円、1ルーブル=1.7円)、純利益(注)は13億2,400万ルーブル。親会社は地場複合企業(コングロマリット)のシステマ。

(注)親会社株主に帰属する純利益のみを指す。

(高橋淳)

(ロシア)

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