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古河電工、メキシコの通信大手からFTTHの大型案件を受注

(メキシコ、日本、ブラジル)

メキシコ発

2018年12月18日

古河電気工業は12月10日、ブラジルの現地法人(Furukawa Electric LatAm)がメキシコの通信大手イッツィ(Izzi Telecom)から、光ケーブル、光接続関連製品の供給と付随サービスを提供する大型案件を受注したと発表した。契約額の詳細の発表はないが、日本の報道各社によると、約50億円規模とされている。

今回の案件は、イッツィが持つ既存の同軸ケーブルと光ケーブルの両方を用いたHFC(Hybrid Fiber Coax)ネットワークを、光ケーブルだけを用いたFTTH(Fiber to the Home)ネットワークに替えるというもの。北部工業都市のモンテレイから開始し、総延長8,000キロ、160万人の加入者にFTTHネットワークを提供することになる。受注の決め手は、コネクター付き光ケーブルを適用して他社よりも迅速にネットワークの構築ができる古河電工のFTTHソリューションの優位性にあったようだ(古河電工ニュースリリース12月10日付)。

トリプルプレイにより広がる通信サービス普及率

イッツィの正式名称はエンプレサス・カブレビシオン(Empresas Cablevisión)で、1969年からケーブルテレビのサービスを提供している。地上波テレビ放送最大手のテレビサの傘下にあり、2006~2015年までに同業他社5社を買収し、勢力を拡大した。ケーブルテレビのほか、インターネットと固定電話のサービスをセットで販売する「トリプルプレイ」の国内最大手。トリプルプレイの競合相手としては、地上波テレビ放送でテレビサと競合するアステカ・テレビの傘下にあるトータルプレイ(Total Play Telecomunicaciones)がある。

連邦通信院(IFT)が発表する2018年6月時点の契約者数のデータによると、イッツィは有料テレビの市場シェアが21.7%で2位(1位はテレビサグループが展開する衛星テレビの「スカイ」)で、インターネット市場のシェアも22.9%で2位(1位はメキシコを代表する大富豪カルロス・スリムが保有する「アメリカモビル」)となっている。トリプルプレイの普及により、メキシコの有料テレビとインターネットの普及率は年々拡大しており、2018年6月時点の世帯普及率は有料テレビサービスが66%、インターネットが52%に達している。

(中畑貴雄)

(メキシコ、日本、ブラジル)

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