中国の「すき家」216店舗で日本産米を限定使用

(中国)

上海発

2018年12月05日

牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーとコメ卸大手の神明は11月26日、中国国内の「すき家」216店舗で初めて日本産米を使用したメニューを提供することを発表した。

今回の日本産米メニューの提供は、「すき家」の中国進出10周年を記念して行われるイベントとして、農林水産省とジェトロの協力によって実施される。「すき家」は、中国内の315店舗のうち216店舗で12月1日から約1カ月間、それぞれの店舗において毎日30食限定で日本産米のメニューを販売する。なお、日本産米を使用したメニューは、牛丼メニュー12種類で注文することができる。神明によると、今回のイベントに合わせ、富山県産コシヒカリの2018年産の新米24トンが輸入された。

イベントの記者発表会に参加したジェトロ上海事務所の小栗道明所長は、「この成功をきっかけとして、より多くの外食産業や家庭において、日本のおいしいお米が食べられるようになることを期待している」と述べた。

写真 記者発表会の様子(ジェトロ撮影)

記者発表会の様子(ジェトロ撮影)

写真 試食をするイベント参加者(ジェトロ撮影)

試食をするイベント参加者(ジェトロ撮影)

(尹世花)

(中国)

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