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機関車製造大手トランスマシがアフリカ市場に進出

(ロシア、アフリカ)

欧州ロシアCIS課

2018年11月02日

ロシアの機関車など製造大手トランスマシホールディング(以下、トランスマシ)は10月29日、同社ウェブサイトで南アフリカ共和国・ヨハネスブルク東方ボクスバークにある鉄道関連製品の製造工場を買収したと発表した。

同工場は、トランスマシが現地ディーゼル機関車など製造大手DCDから取得。トランスマシにとって、アフリカでの初めての製造拠点となる。敷地は4万5,000平方メートルで、ディーゼル機関車の組み立て、保守点検、更新作業などを行い、製品は南アと周辺アフリカ諸国市場向けに供給する。工場のディーゼル機関車の年間想定製造能力は100~150台で、同社は今回の工場買収を「有望市場で『ローカルチャンピオン』になる投資計画の実現に向けた重要な一歩」と位置付けている。このほか、同社では2018年9月末、ハンガリー企業との合弁会社「トランスマシ・ハンガリー」がエジプト国鉄向けに5年間で総額10億ユーロとなる1,300台の客車の供給契約を受注しており、アフリカでの市場開拓を本格化している。

ロシア政府も、自国製品の有望な輸出先もしくは事業展開先としてアフリカ諸国との関係強化に取り組んでいる。2018年7月末に南アで開催されたBRICS首脳会議に伴う、アフリカ諸国首脳との会合に出席したプーチン大統領は、ロシア政府内部で現在「ロシア-アフリカ・サミット」の開催を検討していることを明らかにした。また、「ロシア企業は工業、農業、保健、探査と地下資源活用分野でアフリカ企業との協業に関心を持っている」とし、現在ロシア企業がアフリカ企業と協業する分野として、a.石油・ガス分野、b.アンゴラでのダイヤモンド採掘、c.ブルンジでの照明機器製造、d.セネガルでの鶏肉・魚加工、などを挙げた。

また、2018年10月17日にロシア南部ソチで開催されたエジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領との会談では、原子力発電所建設に向けた協力や、ロシア企業による木材加工・製薬分野でのエジプト向け投資を表明。また、ロシアが加盟するユーラシア経済連合(EEU)とエジプトとの自由貿易協定(FTA)締結を支持する旨の発言をしている。

(高橋淳)

(ロシア、アフリカ)

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