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10月の新車販売は年率換算で1,757万台、2018年の最多に

(米国)

ニューヨーク発

2018年11月08日

モーターインテリジェンスの発表(11月1日、注)によると、米国における10月の新車販売の年率換算台数(季節調整済み)は2018年最多の1,757万台となった。また、1月から10月までの年率換算台数の月平均は、2017年末から2018年初に発表された専門機関による年間販売台数予測を上回る、1,715万台となった(エドマンズ・ドット・コム:1,680万台、IHSマーキット:1,690万台)。ただしメーカーからは、これまで同様、関税賦課や経済成長の鈍化、需要の減退によって、今後販売の勢いが減速する可能性があるとの懸念も聞かれている(エドマンズ・ドットコム・インダストリーアナリシス)。

主要メーカー〔ゼネラルモーターズ(GM)を除く〕別に新車販売台数の前年同月比をみると、フィアットクライスラー・オートモービルズ(FCA)、トヨタ、スバル、起亜、現代は増加し、日産、フォード、ホンダ、フォルクスワーゲン(VW)は減少した(表参照)。FCAとトヨタはピックアップトラックが伸びを牽引し、起亜、現代は小型の乗用車やCUV〔クロスオーバー・スポーツ用多目的車(SUV)〕が押し上げた。一方で、日産とホンダは乗用車の不調が押し下げ要因となった。

表 2018年10月のメーカー別新車販売台数(季節調整前)

各メーカーの販売傾向は次のとおり。

  • フォードは、ピックアップトラック「Fシリーズ」が2カ月連続で減少し、押し下げ要因となった。
  • トヨタは、ピックアップトラック「タコマ」が29.9%増と大幅に増加し、押し上げ要因になった。
  • FCAは、ラムブランドが伸びを牽引し、中でもピックアップトラックが11.3%増と好調だった。
  • ホンダは、高級ブランドのアキュラが7.3%増となったものの、「シビック」などホンダブランドの乗用車が28.8%減少し、押し下げ要因となった。
  • 日産は、高級車ブランドのインフィニティが15.4%増と好調だったものの、「アルティマ」など日産ブランドの乗用車が25%減少し、押し下げ要因になった。
  • スバルは、CUV「アセント」と「フォレスター」が好調で、全体を押し上げた。同社の前年同月比は83カ月連続で増加した。
  • 現代は、高級車ブランドのジェネシスが79.1%減と不調な中で、小型CUV「コナ」(2017年11月発売)や小型乗用車「エラントラ」などの現代ブランドが全体を押し上げ、2.8%増加した。
  • VWは、VWブランドのCUV「ティグアン」が84%増と好調だったものの、高級車ブランドのアウディが17.3%減少し、全体でマイナスになった。
  • 起亜は、低価格帯の小型乗用車「リオ」や、小型CUV「スポーテージ」がそれぞれ2桁増で、押し上げ要因となった。

なお、10月のインセンティブ(メーカーが消費者に提供する割引額)は1台当たり、業界全体で前年同月比2.8%減の3,609ドルだった(ALG調べ)。依然として高い水準ではあるものの、足元では2カ月連続で前年同月を下回った。

(大原典子)

(米国)

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