中国国際輸入博覧会が閉幕、成約見込み額578億ドル

(中国)

上海発

2018年11月13日

上海で開かれていた「中国国際輸入博覧会(CIIE)」が11月10日に閉幕した。CIIE事務局発表によると、CIIEでの成約見込み額は578億3,000万ドルに上った。内訳をみると、ハイエンド・インテリジェント機器分野が最も多く、次いで食品・農産品、自動車となった(表参照)。「一帯一路」沿線国との成約見込み額は47億2,000万ドルだった。

表 CIIEにおける分野別の成約見込み額

企業出展エリアには151カ国・地域から3,617社が出展し、世界または中国初の新製品や新技術、サービスなどの出展が570件余りあった。また、72カ国・地域の3,600社を超えるバイヤーも来場した。期間中、370を超える会場で商談会などの関連イベントも開催され、6日から8日までの3日間で、82カ国・地域の出展企業1,178社が2,462社のバイヤーと商談を行い、成約および成約見込み件数は657件、契約に向けて引き続き調査を続ける案件は601件あったとしている。

CIIEは2019年も11月5~10日に今回と同じ上海国家会展中心で、消費、設備、食品、健康、サービスの5大分野を中心に開催される予定。出展募集は既に7月1日に始まっており、募集締め切りは2019年4月30日の予定。

写真 中国銀行による商談会での契約署名(ジェトロ撮影)

中国銀行による商談会での契約署名(ジェトロ撮影)

(侯恩東)

(中国)

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