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現地資本のボルト・モーターズが国内一貫生産のEVを発表

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2018年11月30日

コルドバ州に拠点を置く、現地資本のボルト・モーターズ(Volt Motors)は11月22日、アルゼンチン国内で設計段階から一貫製造された100%電気自動車(EV)「ボルト・イーワン」(Volt e1)と「ボルト・ダブリュワン」(Volt w1」)を発表した。今回発表されたEVは、都市部での移動用車両としての利用が期待される。

ボルト・モーターズは、人間の動きに焦点を当てた技術ソリューション開発会社として2015年に設立された。2018年6月に工業生産省(当時)から認可を受け、EVの製造ライセンスを取得した。今回のEV開発プロジェクトには3年を要し、総額2億ペソ(約6億円、1ペソ=約3円)以上の投資が行われた。

ボルト・イーワンは、全長2.8メートル、3ドアで乗車定員は大人2人と12歳までの子供2人としている。充電には一般家庭用の220ボルド電源が利用でき、航続距離は150キロ、最高時速は110キロだ。車両は炭素繊維とケブラーを併用し、軽量で耐久性のあるものになっている。また、車内には16インチのタッチパネル、衛星ナビ、フロントガラスに時速や走行距離が表示されるヘッドアップディスプレーなどを搭載している。販売価格は75万ペソとしているが、最初の100台は8万ペソを割り引いた67万ペソで販売される予定だ。一方、ボルト・ダブリュワンは荷物搬送用を主目的とし、価格は65万ペソ。どちらの車両も11月26日から販売が開始された。公式ウェブサイトから購入が可能で、引き渡しは2019年3月を予定している。初年度の生産台数はそれぞれ3,000台となる見込みだ。

アルゼンチンでは現在、セロ・エレクトリック(Sero Electric)が2015年からブエノスアイレス州モロンでEVを製造しているが、最高時速が50キロ、2人乗りの小型車とスペックが大きく異なるため、ボルト・モーターズの製品とは直接的な競合関係にないとされる。ボルト・モーターズは現在、セル生産方式を用いた増産の計画を立て、アルゼンチン国内主要地域での製造を検討している。

(高橋栞里)

(アルゼンチン)

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