JCBが大手商業銀行とカード業務で提携

(ウズベキスタン)

タシケント発

2018年09月26日

クレジットカード大手のJCBは9月25日、ウズベキスタン2位の商業銀行のウズプロムストロイ銀行(PSB)とカード業務に係るライセンス契約を締結した。JCBはロシア・CIS地域では、2014年のロシアを皮切りにベラルーシ、カザフスタン、アゼルバイジャン、アルメニア、ジョージアの各金融機関と業務提携を展開しており、PSBはウズベキスタンの初の提携先となる。

JCBの現地法人ジェーシービー・インターナショナル・ユーラシアの末次崇社長によれば、「ウズベキスタンの外為規制の緩和と観光客数のさらなる伸び」がJCBの進出を後押しした。ウズベキスタン政府が進めるキャッシュレス社会への移行に加え、主要国民のビザなし渡航やビザ取得条件の緩和などの観光振興政策により、今後、より多くのカード需要が見込めるという。

PSBの歴史は古く、1922年に商工業銀行としてタシケントで業務を開始した。現在、国内に45支店を有し、スタンダード&プアーズ(S&P)の信用力格付けはウズベキスタンで最高の「B+」となっている(ウズベキスタンはソブリン格付けがないためB+が最高格付け)。

(下社学)

(ウズベキスタン)

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