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上半期の廃プラスチック輸入が急増、中国の禁輸が影響

(ベトナム)

ホーチミン発

2018年09月27日

中国が1月に24種類の廃棄物を輸入禁止にしたことなどから、ベトナムにおける2018年上半期の廃プラスチック輸入量は9万トンと2017年通年の2倍に上った。ベトナムプラスチック協会のホ・ドゥック・ラム会長は、ベトナムのプラスチック産業発展のチャンスとみている(「バオモイ」オンラインニュース8月14日)。ベトナムではプラスチック原料の80%が輸入されているが、リサイクル技術を有する外国企業が進出して地場企業と提携することで、輸入廃プラスチックを用いたより安価な原料や製品を国内生産できるようになり、裾野産業の発展やプラスチック製品の国際競争力向上につながると期待している。

一方、ホーチミン市のカットライ港などでは、廃プラスチックが約7万トンも滞留しており、中国の輸入禁止が深刻な問題をもたらしているという声が多いが、同協会会員でホアルー環境応用研究センターのタン氏は滞留の原因について、(1)天然資源環境省による輸入廃プラスチックの環境基準(QCVN32:2010)を満たすことが難しく、通関手続きができないまま放置されること、(2)ベトナム国内に資源再生工場を急きょ建設しようとするものの、同省の基準を満たす工場を設立するには12~24カ月かかるため、引き取りができないこと、(3)地方の天然資源環境局が廃プラスチックの環境適合証明書の発行権限を持たないこと、を挙げた。

ベトナム貿易促進庁(VIETRADE)発行の「TRADE AND INVESTMENT OF VIETNAM 2017」によると、プラスチック産業の年平均成長率は17%となっている。全国に約2,000ある企業のうち83%を南部(ホーチミン市、ビンズオン省、ドンナイ省、ロンアン省、バリア・ブンタウ省)が占める。ベトナムはプラスチックおよびその製品を約150カ国に輸出しているが、日本向けは輸出額5億1,500万ドル(23.3%、2016年税関総局統計)と、重要な輸出先となっている。

(小林亜紀、ダン・ティ・ゴック・スオン)

(ベトナム)

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