四川省が東京でセミナー、食品ビジネスの促進に期待

(中国)

成都発

2018年09月12日

8月28日、四川省政府は東京で、「四川省、最新経済動向および食品産業・飲食市場プロモーションセミナー」を開催した。日本との食品・飲食ビジネスの促進が目的で、四川省の政府や企業の関係者ら約60人と、日本企業関係者ら約90人が出席した。

セミナーでは、尹力省長と劉欣省商務庁長が、四川省の最新経済動向を紹介するとともに、四川料理や食材の多様性をアピールし、日本での四川省の食文化のさらなる普及に期待を表明した。セミナーに協力したジェトロからは、四川料理に特徴的な、舌が痺れるような香辛料を使った料理が日本でも人気を集めつつあることや、四川省で日本料理店が急増していることが紹介された。省都・成都市内の日本料理店は2013年の219店舗から2018年には1,461店舗とこの5年で6.7倍に増加しているという。日本食の安全、安心、健康というイメージに加え、日本食や日本的サービスが新たな消費体験として人気を博しているとみられる。

写真 セミナーであいさつする尹力・四川省長(ジェトロ撮影)

今回のセミナーは尹省長の訪日に合わせて開催された。5月に続き2度目となった省長の訪日は、日本との関係強化に積極的な省政府の姿勢を示している。

写真 セミナー会場の様子(ジェトロ撮影)

(王暁静)

(中国)

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