日本産牛肉の輸入、月齢30カ月以上も可能に

(アラブ首長国連邦、日本)

ドバイ発

2018年09月10日

アラブ首長国連邦(UAE)が日本から輸入する牛肉については、これまで月齢30カ月未満の牛由来に限るという規制があったが、UAEの気候変動・環境省(MoCCE)と日本の農林水産省との間で規制撤廃協議が整ったことを受け、2018年8月28日以降に食肉処理された場合は月齢30カ月以上の牛の肉も輸入可能となった。

またMoCCEハラール認証とは別に、UAEに牛肉の輸出を希望する食肉処理場の施設認可に当たり衛生条件の査察を実施しており、その際、HACCPに基づく食肉処理施設・食肉加工処理施設の衛生管理の順守を求めていた。このため、日本の厚生労働省は関連施設に対して発出する通知に、HACCPに基づく衛生管理の順守を明文化したPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)

ちなみに、2017年の日本からUAEへの肉類(主に牛肉)の輸出額は前年比2.3%増の1億4,577万円(17トン)となっている。

(中尾純二、山本和美)

(アラブ首長国連邦、日本)

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