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5月の産業活動指数はマイナス5.8%に急落

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2018年08月02日

国家統計センサス局(INDEC)は7月24日、5月の産業活動指数を前年同月比マイナス5.8%、前月比マイナス1.4%と発表した(図参照)。産業活動指数の悪化は加速しており、2009年7月に前年同月比マイナス6.8%を記録して以来の大きな落ち込みとなった。マルコス・ペーニャ官房長官は記者会見で、現在の経済状況を南半球のアルゼンチンの季節に例えて「寒い、嵐の状況」と表現した。

図 産業活動指数の推移

2017年2月以来の前年同月比マイナスとなった4月の状況については、50年に1度といいわれる干ばつによる大豆の収穫大幅減が要因とされたが、5月も引き続き農業・畜産などがが前年同月比マイナス35.2%となった。このほか、漁業がマイナス29.2%、交通・通信がマイナス4.9%、工業・製造業がマイナス1.4%など、4月にプラスだったセクターが軒並みマイナスに転じた。特に、5月に入って為替急落を防ぐ目的で政策金利が40%まで引き上げられたことで経済活動の停滞が深刻になったことが背景にある。今後については、IMFとの500億ドルの融資枠合意によって政府が緊縮財政を徹底することで経済の一層の冷え込みが見込まれるとの報道もある(「クロニスタ」紙7月25日)。

2018年はマイナス成長との予測も

産業活動指数は実質GDP成長率の先行指標とされている。ギド・サンドレリス財務省経済政策担当副大臣は7月24日、2018年のGDP成長率が0.5%から0.6%周辺になるとの見通しを語っている。また、当地調査会社エコラティーナは、景気は2018年第2四半期を底に回復基調になるものの、マイナス成長は2019年第1四半期まで続くとして、2018年の成長率をマイナス1.6%、2019年を1.4%と予測している。

(紀井寿雄)

(アルゼンチン)

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