熱気あふれるゲーム見本市「China Joy 2018」が上海で開催

(中国)

上海発

2018年08月15日

中国最大級のゲーム見本市「China Joy 2018」(以下、チャイナジョイ)が8月3~6日、上海新国際博覧中心で開催された。

チャイナジョイの展示エリアはBtoCとBtoBに分けられ、展示総面積は17万平方メートル、出展者数は約900社に達した。このうち、BtoBエリアには21カ国から200の企業・貿易団体が出展し、ゲームコンテンツや関連サービス、最新の開発技術などが展示された。BtoBエリアには初出展のフェイスブック(Facebook)のほか、グーグル(Google)、Epic Gamesなどの大手企業も出展した。

会期4日間の来場者数は延べ35万4,500人となった。初日の8月3日は台風12号が上陸し、上海市は強風と豪雨に見舞われたにもかかわらず、9万4,928人が来場した。翌日の8月4日も前年の1日当たりの最高入場者数(12万1,000人)を上回る13万3,000人が来場し、会場は連日、熱気に包まれた。

今回、ジェトロはBtoBエリアにゲーム関連企業10社(IP、ゲーム開発、プラットフォームの提供企業)を取りまとめ、ジャパンパビリオンを初めて組織した。日本の開発技術力をアピールし、中国のパブリッシャー(発売元)などとの商談を支援した。

「2017年中国ゲーム産業報告(摘要版)」によると、中国のゲーム市場は2016年に米国を抜いて世界最大となり、2017年は前年比23.0%増の2,036億元(約3兆2,576億円、1元=約16円)と大きな伸びを示した。また、2017年の中国ゲームユーザー数は3.1%増の5億8,300万人に達し、世界でも最も影響力のある市場となっている。

写真 BtoBジャパンパビリオンの広報ブース(ジェトロ撮影)
写真 BtoBジャパンパビリオンの企業ブース(ジェトロ撮影)
写真 来場者で埋め尽くされるBtoC展示会場(ジェトロ撮影)

(林真彦、李雪菁)

(中国)

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