雲南省昆明市で「一帯一路工商合作『雲聚会』」が開催

雲南省昆明市で7月20日、「一帯一路工商合作『雲聚会』」が開催された。本イベントは、同省工商業聯合会（総商会）が主催し、海外商工団体との交流強化、企業との協力プラットフォームの構築、そして同省民営企業による「一帯一路」構想への関与強化を目的としている。

2回目となる今回のイベントは「バイオ・医薬・健康産業」をテーマに、雲南省の企業約150社をはじめ、日本、韓国、セルビア、リトアニア、ネパール、ラオス、ベトナムなどの商工団体、貿易振興機関が参加した。同省の企業は事業紹介および特産の漢方薬や健康食品、コーヒーなどを展示、海外の商工団体などは講演を行い、バイオ医薬、高齢者産業、健康食品、医療美容などについて交流を深めた。

「緑と健康」産業の発展を目指す雲南省

今回のイベントは、「緑（エコ）と健康」産業の発展を目指す雲南省の方針に合わせテーマが決定され、一帯一路沿線国とのさらなる産業協力を目指して開かれた。同省は2018年、「緑のエネルギー」「緑の食品」「健康生活目的地」といった「三張牌（3つのカード）」戦略を打ち出した。水力発電によって経済効果をもたらし、環境にやさしい「エネルギー大省」にすることのほか、高地ならではの地理的特性を生かした質の高い農業の発展を促進すること、豊かな生物資源と良好な生態環境の優位性を発揮し「健康産業」を発展させることにより、健康生活を送る人々の目的地にする、という発展方針が示されている。

（王暁静）