カネカ主催の「ミス・カネカロン2018」がラゴスで開催

(ナイジェリア)

ラゴス発

2018年08月06日

ナイジェリア最大の都市ラゴスで7月13日、ヘアエクステンション(付け毛)を使って美を競うイベント「ミス・カネカロン 2018」が開催された。

主催したのは化学製品製造大手のカネカ。ファッションやヘアデザインへの意識が高い西アフリカを中心に、同社名を冠したアクリル系合成繊維「カネカロン」を使ったヘアエクステンション(付け毛)やウィッグが、高い人気を得ている。同社は30年以上前から頭髪製品ビジネスを西アフリカで展開しており、2016年からはガーナに拠点を設置し、販売を強化している(ジェトロセンサー2017年3月号記事参照PDFファイル(257KB))。

2015、2016年に続いて3回目の開催となった同イベントは、ナイジェリア、ガーナ国内から3,000人以上が応募し、各地で予選を実施。最後まで選考に残ったのは20人。ファイナリストの女性たちは、カネカロンを使った独創的なヘアデザインと衣装で夢や目標をアピール。「ミス・カネカロン 2018」には賞金300万ナイラ(約93万円、1ナイラ=約0.31円)が贈られ、カネカロン・モデルとして1年契約されることになった。

コンテストのほか、カネカロンを使ったヘアエクステンションの主要ブランド「X-Pression」「Darling」によるヘアデザインショー、人気歌手のパフォーマンスなども行われた。

カネカのアフリカ駐在員事務所の瀬古裕所長は、「アフリカの中でナイジェリアは最重要市場。国内需要もさることながら、周辺国をはじめ南アフリカ共和国などからもラゴスに買い付けに来る。『ミス・カネカロン 2018』は美意識が高い女性にチャンスを提供し、夢の実現を応援するイベントと考えている。安心で質の高い美を提供することで、社会に貢献したいという思いを持っている」と話した。

写真 コンテスト受賞式の様子(ジェトロ撮影)
写真 「ミス・カネカロン 2018」に選ばれた女性(ジェトロ撮影)

(山村千晴)

(ナイジェリア)

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