ジェトロ、シンガポール政府機関とスタートアップ相互支援で覚書
(シンガポール)
シンガポール発
2018年08月31日
ジェトロは8月29日、シンガポール貿易産業省傘下の経済開発庁(EDB)とエンタープライズ・シンガポール(ESG)との間で、日本とシンガポール間のスタートアップの相互支援で、覚書(MOU)に署名した。署名式は同日からシンガポールで開催されたASEAN経済閣僚会合の会場で、世耕弘成経済産業相とチャン・チュンシン貿易産業相の立ち合いの下で行われた。
ジェトロとEDB、ESGは同MOUに基づき、シンガポールと日本の両国スタートアップが双方の国に進出する際、パートナー探しやエコシステムへの紹介などで協力していく。また、スタートアップ関連イベントの開催でも3機関が相互協力する方針で、両国のイノベーションを促進し、テック系スタートアップなどのビジネス機会拡大を支援する
グローバル・アクセラレーション・ハブのワンストップ・デスクが正式開設
ジェトロは同日、同機構のシンガポール事務所内に、「グローバル・アクセラレーション・ハブ・ワンストップ・デスク」を正式開設した。ジェトロは2018年5月からスタートアップの一大拠点として知られる世界10都市以上に、グローバル・アクセラレーション・ハブを設置。シンガポールは東南アジア地域で唯一、同ハブが設置された。ワンストップ・デスクの正式開設により、シンガポールをはじめ、周辺の東南アジア地域への展開を目指す日本のスタートアップ向けの支援とともに、現地有力スタートアップの日本進出支援が本格化する。
(本田智津絵)
(シンガポール)
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