上海市の上半期の成長率は6.9%、全国を上回る

(中国)

上海発

2018年08月02日

上海市統計局の発表(7月17日)によると、2018年上半期の域内総生産(GRP)は前年同期比6.9%増の1兆5,558億1,500万元(約24兆8,930億4,000万円、1元=約16円)となった(表参照)。成長率は第1四半期(6.8%)から0.1ポイント拡大し、中国全体(6.8%)を上回った。産業別では、第一次産業が5.0%減となった一方、第二次産業が5.8%増、第三次産業が7.4%増だった。

表 上海市の2018年上半期の主要経済指標

工業生産総額(一定規模以上の企業)は5.2%増となった。業種別にみると、バイオ・医薬製造業(15.0%増)、自動車製造業(12.3%増)などが増えた一方、石油化学業(1.2%減)や鉄鋼業(4.9%減)は減少している。

需要面をみると、固定資産投資総額が6.0%増、消費動向を示す社会消費品小売総額は7.7%増で、それぞれ前年同期の6.4%増、8.1%増より若干鈍化した。消費者物価指数(CPI)の上昇率は1.5%で、前年同期より0.4ポイント低下した。都市部住民1人当たりの可処分所得は9.1%増の3万2,612元と継続的に上昇する中、物価は安定的に推移した。

11月に開催の輸入博覧会に期待する消費者

上海市の2018年上半期の貿易総額は前年同期比3.8%増の1兆6,160億7,700万元となった。輸出は1.8%増の6,371億8,100万元に対し、輸入は5.1%増の9,788億9,600元で、金額も伸び率も輸入が輸出を上回った。今後、米国との貿易摩擦の影響で、輸出が鈍化する可能性がある。

商務部は5月28日、消費者を対象とする輸入品の需給動向調査の結果を発表した。それによると、消費総額に占める輸入品の割合が3割以上の消費者は全体の20%超に上った。高品質な輸入品を購入したい消費者が多く、11月に上海市で開かれる中国国際輸入博覧会(CIIE2018)に大きく期待している。

(劉元森)

(中国)

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