英仏の航空会社がイラン便を9月に休止

(イラン、英国、フランス)

テヘラン発

2018年08月27日

欧州航空大手のブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)とエール・フランス(Air France)は8月23日、それぞれ両国からのイラン・テヘラン便を休止すると発表した。

報道によれば、ロンドン→テヘラン便は9月22日、テヘラン→ロンドン便は同23日を最後に運航休止する予定で、パリ~テヘラン便は9月18日からの運休となる予定。また、エール・フランスと同グループのKLMオランダ航空も7月7日に、9月24日からアムステルダム~テヘラン便を休止すると発表していた。

5月8日にトランプ米大統領が対イラン制裁を発表し、さらに8月7日から一部制裁が再発動(2018年8月9日記事参照)されたことにより、フランス石油大手のトタルに代表されるように、欧州企業がイランビジネスからの撤退あるいは慎重な姿勢を表明しており、航空会社も商業的に採算が合わないと判断したとみられる。

なお、英仏の両社は運航休止するものの、ルフトハンザ航空(ドイツ)、アリタリア航空(イタリア)、オーストリア航空、トルコ航空、エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)、カタール航空などの大手航空会社は、引き続きイランへの乗り入れを継続している。

(中村志信)

(イラン、英国、フランス)

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