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スターバックス、アリババと組みコーヒー出前市場参入

(中国)

上海発

2018年08月09日

米コーヒーチェーン大手のスターバックスとオンライン販売大手のアリババは8月2日、共同で「新小売り」事業に取り組むと発表した。スターバックスはアリババ傘下の出前アプリ「餓了●(口へんに馬)」でコーヒーと軽食の販売・出前サービスを提供する。新事業は9月中旬にスターバックスの上海市と北京市の300店舗でスタートし、2018年末までに全国30以上の都市の2,000店舗以上に広げる計画だ。

また、スターバックスはアリババ傘下のチェーン店「盒馬鮮生」に「外送星厨」という販売拠点を設ける。「盒馬鮮生」は生鮮食品のオンライン販売と実店舗販売を行うスーパーで、「外送星厨」は「盒馬鮮生」のアプリと店舗でコーヒーと軽食の販売・出前をする。

アプリによるコーヒー出前市場は激戦に

近年、アプリを通して出前をするコーヒー専門店などが多く現れている。このうち最も影響力のあるのは、上海市の「連珈琲」と「瑞幸珈琲」だ。

2012年創業の「連珈琲」は当初、中国最大のSNSであるウィーチャット(WeChat)の中のオンライン店舗を通じて、スターバックスやコスタコーヒーなどコーヒー専門の出前をしていた。2014年には自社商品の出前に業務内容を転換。得られたデータを分析し、コーヒー需要の高い地域に「珈琲工場」と呼ばれるキッチンを開設し、自主ブランドのコーヒーや飲料などのオンライン販売・配達を開始した。同社によると、2017年11月11日「独身の日」のコーヒー配達量は、スターバックス1,000店舗の1日の販売量に相当する40万杯、1日の平均配達量は10万杯台(2018年7月30日時点)に上るという。

一方、「瑞幸珈琲」は2018年1月に試験営業、5月に本格営業を開始したコーヒー専門チェーンで、実店舗販売とアプリによるオンライン販売・配送をしている。8月1日の記者会見で同社は、809ある店舗を2018年末までに2,000店舗に拡大する目標を発表した。

こうした動きもあり、スターバックスの2018年4~6月期の既存店の売上高は、全世界では前年同期比1%増だったものの、中国では2%減となった。スターバックスは出前サービスを開始することで中国での収益改善を図ろうとしている。

(文涛)

(中国)

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