重慶市の上半期成長率は6.5%に減速、全国を下回る

(中国)

成都発

2018年08月22日

重慶市統計局は7月27日、2018年上半期の経済概況を発表した。それによると、同省のGRPは前年同期比6.5%増の9,821億900万元(約15兆7,137億円、1元=約16円)となり、成長率は中国全体(6.8%)を0.3ポイント下回った(添付資料参照)。

GRPを供給面でみると、第一次産業が4.2%増の374億7,900万元、第二次産業が3.7%増の4,286億9,000万元、第三次産業が9.3%増の5,159億4,000万元となった。一定規模以上の企業の工業生産付加価値額は1.8%増で、中国全体の伸びを4.2ポイント下回った。業種別でみると、電子製造業が17.9%増、自動車製造業は9.4%減となった。製品別でみると、四輪車は12.2%減だったが、オートバイが0.4%増、パソコンが7.5%増、プリンターが15.9%増、携帯電話が42.5%増、液晶パネルも45.5%増となった。

需要面では、全社会固定資産投資が5.5%増となった。消費動向を示す社会消費品小売総額は10.1%増と、中国全体の伸びを0.7ポイント上回った。また、消費者物価指数(CPI)は前年同期比1.8%上昇した。

重慶市の貿易総額は11.0%増の2,288億元で、そのうち輸出は13.8%増の1,470億元、輸入は6.5%増の818億元となった。

重慶市統計局は「重慶市経済は概して良好だ。自動車製造を中心に成長スピードの鈍化が顕著な一方、戦略新興産業は相対的に高い成長を遂げており、『高成長』から『質の高い成長』への移行が着実に進展している」とした。成長が鈍化している分野として挙げられた自動車製造業の付加価値生産額は2014年以降年平均10.8%増加したが、2018年上半期は9.4%減となった。戦略的新興産業は18.3%増だった。

重慶市の製造業が新興産業に移行していく中で、同市は次世代情報技術、バイオ、新素材、ハイエンド製造設備、新エネルギーの5分野を戦略的新興産業として育成するとしている。2018年上半期の次世代情報技術、バイオ、新素材、ハイエンド製造設備、新エネルギーの付加価値生産額はそれぞれ前年同期比で30.3%、12.3%、11.5%、15.8%、13.0%の増加となった。

(王植一)

(中国)

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