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「5G」商用化に向けた周波数帯オークションの募集開始

(スイス)

ジュネーブ発

2018年07月17日

スイス連邦通信委員会(ComCom)は7月10日、次世代通信規格「5G」ネットワークの実用化に必要な周波数帯オークション(注)の募集外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを開始した

このオークションは、700メガヘルツ(MHz)、1,400MHz、2,600MHz、3.5ギガヘルツ(GHz)の周波数帯ごとに最低価格を付して入札が行われるもので、そのほとんどがスイス通信大手のスイスコム、サンライズ、ソルトが保有していなかった周波数帯だ。オークションの参加受け付けは2018年10月5日までで、2019年初めに予定されるオークションにてオープンなかたちで周波数帯ごとに落札者が決定される。落札した事業者には、その周波数帯の使用権が2033年12月31日まで付与され、長期的な見通しに基づき通信事業者が新たな技術やサービスの開発に取り組むことが期待されている。

EUでは、欧州委員会が2016年に5G通信導入に向けたロードマップ「5Gアクションプラン」を策定しているが、商業化は2020年、普及時期を2025年と見込んでいる。このロードマップでは、2020年までにEU加盟各国が最低1つの都市で5G通信を実現する中間目標が掲げられている。しかし、周波数帯の標準化も図られておらず、導入に向けたインセンティブの欠如も指摘されている。

これまでのところ、5G通信導入に向けた周波数帯オークションは6月に韓国で実施されたぐらいで、スイスがいち早く5G導入に向けオークションを開始したことは、今後の情報通信技術(ICT)インフラ整備に向けた動きとして注目される。スイスコムは2016年夏から通信機器大手のエリクソン、連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)と、5G通信導入に向けた共同研究プログラム「スイスのための5G」を開始しており、2018年3月からはベルン州の山村に試験目的の5G用アンテナを設置し運用実験を行っている。

(注)通信事業者による競争入札を経て、周波数帯ごとに電波利用の権利を割り当てるプロセスを指す。

(和田恭)

(スイス)

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