ライブ動画配信サイトの「闘魚」、市場シェアの8割を占める

(中国)

武漢発

2018年07月02日

当地報道によると、「武漢闘魚網絡科技(以下、闘魚)」は2018年6月時点でアプリケーションの登録ユーザー数が1億人を超え、中国の動画配信プラットフォーム市場の8割のシェアを握るまでに成長した。

闘魚は2014年に湖北省武漢市に設立された、動画配信プラットフォームを運営するベンチャー企業だ。このプラットフォームでは、「主播」と呼ばれるネット番組パーソナリティーによって、ライブ形式で動画の配信が行われる。同社は設立から4年で、既に10万時間分の動画を配信した。現在、1カ月当たりの視聴者数は延べ3億人に上る。

武漢テレビ局によると、武漢市では近年、こうしたインターネット関連産業の発展が著しい。武漢市の2018年1~3月における闘魚をはじめとしたインターネット情報産業の売上高は、前年同期比74.5%増の9億7,100万元(約165億円、1元=約17円)となった。また、百度などのインターネット検索産業の売上高は、16.8%増の2億700万元でテンセントなどのメデイア・ゲーム・ソフト開発産業の売上高は16.0%増の29億7,900万元だった。

インターネット関連産業の発展とともに、武漢で創業するベンチャー企業も増加している。武漢市政府も、こうしたベンチャー企業の受け皿となる産業園区などの整備を進めている。

(李成一、片小田廣大)

(中国)

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