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CDCがポイペト視察会、「タイプラスワン」の拠点に

(カンボジア)

アジア大洋州課、プノンペン発

2018年07月04日

外国投資の促進や認可手続きを担うカンボジア開発評議会(CDC)は6月25~26日に、ジェトロおよび国際協力機構(JICA)とタイ国境付近に位置するカンボジア・ポイペトの視察会を開催し、日系企業11社が参加した。

視察会でまずCDCから、今回の視察会の意義やカンボジアへの投資に対する恩典などについての説明があり、続いてサンコーポイペト経済特区(SEZ)内にあるテクノパークポイペト(豊田通商100%出資の子会社)より、同SEZを取り巻くビジネス環境と、入居企業への支援体制などの説明があった。同社は2016年にレンタル工場の運営を開始しているが、入居企業はポイペトの地理的なメリットなどを享受しつつ、人材育成に力を入れ順調に操業しているという。

また、ポイペトのビジネス環境について、「バンコクへのアクセスが優れている点、タイ語のできるカンボジア人ワーカーが確保しやすい点、タイと比べると稼働日数が多く、賞与が少ないため、実質賃金が2倍ほど安い点」などをメリットとして挙げた。さらに、テクノパークポイペトにおいては、会社設立、人材派遣、教育、給食、通関などの支援体制がある点を説明し、今後さらに敷地を拡張する予定だとした。

続いて、電子機器の受託生産(EMS)を手掛けるスミトロニクスが工場案内および説明会を行った。同社は、(1)生産能力の向上、(2)ワーカー確保、(3)人件費抑制、(4)新たな生産体制の構築という4点の課題を解決するため、2016年にテクノパークポイペトに入居した。カンボジアのワーカーについて、「教育を受けていない者が大半だが、やる気があり真面目」と評し、時間をかけて工場の設備の使用方法や工場における基本動作などの教育を徹底している。結果として、発注先からの要望に応える生産ができない状況を、「5カ月の教育で要望に応える水準まで改善し、そこからさらなる生産拡大を達成している」と話した。

2日目は、ポイペト・PPSEZと、新しい国境ゲートを見学した。ポイペト・PPSEZは、プノンペン経済特区社(PPSEZ)が「タイプラスワン」の拠点としてサンコーポイペトSEZの近隣に建設中で、スミトロニクスがテクノパークポイペトから事業拡大のための移転先として契約を締結している。新しい国境ゲートはポイペト南方にトラック専用として建設中で、当ゲートが開かれることにより、タイとの物流がよりスムーズに行われ、現在の国境ゲートの渋滞も緩和されると期待される。

写真 サンコーポイペトSEZの外観(ジェトロ撮影)
写真 スミトロニクスの工場(ジェトロ撮影)
写真 建設中のポイペト・PPSEZ(ジェトロ撮影)

(安野亮太、脇坂敬久)

(カンボジア)

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